■　伝統工芸士　「白井文雄」　68歳

　鍛錬してきた技術、千日の修行をもって鍛となし、万日の修行をもって錬となすの言葉を越えて石と語らい続けて５０年の月日が経ちました。 石一筋に物を創り続けています。伝統工芸士となった今でも、初心を忘れることなく仕事に励んでいます。
平常心是道・・・人生に近道なし
石に宿る心を、形にして皆様にお届けしています。いまだ、日々新しい石との出会いを楽しみにしています。

■　長男　「白井保浩」　38歳

　蛙の子は蛙、気が付けば父と同じ道を選び２０年、最近少し物創りの楽しさが解りかけてきました。まだまだ師匠である父には及びませんが、工夫を凝らしながら石頭を打ち下ろしています。目指す所は、父の魂を受け継いで感動して頂ける物を創る事です。

　父を師匠とし、兄を目標として職人の道を選んで約２０年二人に負けないこだわりを求めて仕事に打ち込んでいます。心安らぐもの創り、この言葉にこだわり毎日石と向き合っています。

■　職人　「滝内雄治」　52歳

　技を追求して３０年、産地で一番標高の高いところに工房を構えています。日々、新しい技術を求めて挑戦を続けています。自分は、芸術家ではなく職人だからお客様のご要望に１００％応る事が喜びです。石の中の可能性を自分の腕で引き出していく時、職人冥利に尽きる至福の一時が訪れます。